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日経225先物の基礎と注意点:初心者向けガイド

株式投資

1.日経225先物とは何か?

日経225先物は日経平均株価を個別株のように売買する取引です。

買い建てと売り建て両方行うことができるため、上昇相場でも下落相場でも利益を生み出すことが可能です。

株式投資かや投資ファンド、金融機関なども売買を行っています。

夜間取引が行われていることから、多くの海外ファンドからも取り扱われています。

大きな特徴としては、レバレッジ効果があることです。

おおむね20倍のレバレッジ効果があります。

上手に運用すれば、少ない資金でも大きなリターンを得る可能性があることが魅力です。

2.日経平均株価と日経225先物の関係性

日経平均株価と日経225先物の価額変動は99%の相関関係で動いています。

下図のグラフを見てもぴったし連動していることが分かりますね。

日経平均株価に連動しますから、日本国内の経済動向や、緻密なチャート分析による売買判断を行う必要があります。

日経平均株価と日経225先物の相関

3.日経225先物取引のメリット・デメリット

メリット

レバレッジ効果によるリターン

レバレッジ効果が大きいことから少ない資金で大きいリターンを見込めます。

日経225先物ミニ1枚を取引するのに必要な資金は12万3000円となっています。(2023年3月23日現在)

日経225先物価額が27,000円の時、ミニの場合は100倍の270万円分の取引が可能となります。

つまり、12万3000円で270万円分の取引が可能となるため、レバレッジ倍率は

270万 ÷ 12万3000円 ≒ 22倍

ということになります。

日経平均株価が1%変動したときの利益率は22%になるということです。

手数料が少額

SBI証券を例に挙げます。

ミニ日経225先物:38.5円
日経225先物:275円

となっています。(※【比較】他証券会社でも同程度です。

FXのようにスワップがかかることもありません。

株の信用取引のように金利や貸株料もかかりません。

他の金融商品と比較してランニングコストは非常に低いです。

夜間取引がある

日本の株式市場は午前9時から午後3時までの6時間です。

日中働いている方など株を見る暇がないという方はなかなか時間を作って取引をするのは難しいかと思います。

しかし、日経平均先物取引は夜間取引があるため、働き世代でも扱いやすい商品となっています。

日経225先物の取引時間

日中だけでなく夜間にも取引が行われているので、働き世代にも扱いやすいのが特徴です。

デメリット

レバレッジにより少ない資金で大きいリターンを見込めますが、損失も大きくなる可能性もあります。

投資リスクが高いため、入念な情報収集や十分な知識、分析力を持った上で取引することが重要です。

4.初心者が注意すべきポイント

①資金は多めに

日経225先物取引はレバレッジ大きいです。

もし想定していた方向と逆行して損失を出してしまった場合、指定の期限までに追加証拠金(追証)を入金する必要があります。

入金がなかった場合、強制売買がなされ、リスクヘッジの仕様がなくなってしまいます。

従って、取引を行う際は多めに資金を入れておくようにしましょう。

②リスクヘッジは必ずする

先物取引は夜間も行われます。

夜間ということはアメリカは日中であり、市場は盛んに動いています。

私たちが寝ている間にアメリカの大統領が暗殺されたり、貿易センタービルに飛行機が突っ込んだり、証券会社が破綻するかもしれません。

寝ている間に大損してしまわないように予約注文を出しておきましょう。

予約注文:IFDOCO注文方法についてはコチラ

③深夜にチャートを見すぎないようにする

夜間の動きが気になってチャートや損益をついつい見すぎたりするかもしれません。

やめましょう。明日に響きます。

5.日経225先物取引の始め方

①証券総合口座を開設しよう

取引を始めるためには証券口座が必要です。

まずは、どこかの証券会社で「総合口座」を開設しましょう。

総合口座は証券口座のベースとなる部分と思ってください。

その上乗せとして「先物・オプション口座」を開設することができます。

②先物・オプション口座を開設しよう

証券総合口座の上乗せされる口座です。

先物取引はレバレッジの効いた取引であることから、自己資金以上のお金を動かすことができます。

従って、個人の信用力が必要となります。

資金力や投資の経験、年齢、職業などの審査があります。

クレジットカードを作る時の審査のようなものです。

経験上大抵の方が開設できるものと思われます。

おすすめは「SBI証券」、「楽天証券」、「松井証券」です。

早くて1週間、遅くて1カ月程度で開設が完了します。

③資金を入金しよう

証券口座開設ができましたら総合口座に資金を入金します。

振込先の銀行口座番号が発行されますので、普段お使いの銀行から振り込むことで入金出来ます。

数日後、証券会社のマイページにログインすると、買い付け余力に入金額が反映されます。

そして、総合口座から先物口座に資金を振替を行う必要があります。

証券会社のログインページやスマホアプリで振替指示が可能です。

先物口座に振替が完了しましたら先物取引を行うことができます。

たくさん増やしましょう。

6.取引の基礎用語について

必要最低証拠金

前述したミニ日経225先物1枚を取引するのに必要な資金12万3000円(2023年3月23日現在)のことです。

ラージはミニの10枚分の証拠金が必要となります。

必要最低証拠金は変動しますので、注文を出す際は必ず確認しましょう。

先物の最低必要証拠金

日経先物のレバレッジと手数料、必要最低証拠金をまとめると次のようになります。

ラージミニ
レバレッジ(価額に対して)1000倍100倍
手数料275円(税込)38.5円(税込)
必要最低証拠金123万円12万3000円
日経先物証拠金等まとめ(2023年3月23日現在)

呼び値

価額の変動幅のことを「呼び値」と言います。

注文する際の値段の刻みの価格にもなります。

ラージが10円でミニが5円です。

下図のようにラージとミニの板で刻み値がそれぞれ10円と5円になっていることが分かります。

<ラージの板>

日経225先物の板情報

<ミニの板>

ミニ日経225先物の板情報

限月

日経225先物とは期間限定の金融商品と思ってください。

販売期間が決まっています。

販売期間が終了する月のことを限月と言います。

限月はラージとミニで異なっており、次の通りになります。

ラージ:3,6,9,12月の第2金曜日
ミニ :毎月第2金曜日

販売期間が終了しても、次の期限のものの取引が同時並行に行われています。

つまり、限月が終了しても次の新しい限月の先物取引を行えば良いということです。

最も限月が近いものを「期近」といいます。

ラージの場合で言うと2023年3月23日の場合は2023年6月が期近となります。

下図の一番上にある「日経225先物23年06月限」は2023年6月10日に取引ができなくなります。

その時は表の2段目にある「日経225先物23年09月限」の取引を行えば良いということです。

この限月のことをよく「SQ;Special Quotation」と言われたりします。

相場の転換となりがちなので確認しましょう。
(今月2023年3月10日も市場の転換点になっていますよね。)

7.便利なツールや情報源

Twitter

Twitterのリスト機能を使うことで、投資に関する情報発信アカウントだけの投稿を表示することが可能です。

Tweet DeckというTwitterのPCサイトを使えば様々な項目をまとめてみることも可能です。

Tweet Deckの参考画面

投資の森

日経225先物は大阪証券取引所で取引が行われていますが、海外勢も参入しています。

大手の機関投資家は大量の取引を行っています。

そんな彼らの手口について情報を見たいなら「投資の森」がお勧めです。

先物手口情報を確認することが可能です。(投資の森 先物手口情報

投資の森:先物手口

8.取引の注意点とリスク管理

レバレッジが大きい商品なので十分慎重に取引を行う必要があります。

上記で上げた、必要最低証拠金や限月といった注意点もあります。

また、夜間取引により、寝ている間に思わぬ事態に巻き込まれる可能性があります。

十分なリスクヘッジを行い、十分な知識を身に着けてから取引を行うようにしましょう。

9.実際の取引の流れ

新規注文を出そう

口座開設が完了して、先物口座に資金の振り替えができたら取引することが可能です。

取引する枚数や価格、注文期間を入力して注文を出します。

入金額と必要最低証拠金の額のバランスを考え、余裕を持って注文を出しましょう。

買い建てと売り建てを決して間違えないように注意しましょう。

SBI証券での日経225先物の注文画面

決済注文を出そう

新規注文が「買い建て」だった場合、「決済売り」注文を出します。

新規注文が「売り建て」だった場合、「決済買い」注文を出します。

決済する枚数や価格、注文期間を入力して注文を出します。

10.まとめと今後の展望

現状ラージとミニの2種類が扱われていますが、2023年5月29日(日)より日経225マイクロ先物が導入予定です。

取引単位は日経225ミニの10分の1であることから、より扱いやすい商品となっています。

今のうちに先物取引に慣れておいていただけたらと思います。

日経225先物取引は少ない資金で大きなリターンを見込めるレバレッジ商品です。

魅力も大きい分、リスクも大きいです。

十分に知識・技術を磨いてから取引を始めることをお勧めします。

株式投資を始め、慣れてきたころのステップアップとしてお勧めの商品です。

投資といってもある程度の資金が必要です。

日経225先物であれば比較的低資金で始めることができます。

とはいっても様々なルールの理解と厳正なリスクヘッジが非常に重要です。

初心者の方でも当社のサポートを受ければ安心です。

当社では日経先物の投資助言サービスを行っています。

日経225先物のアシストメール説明会を開催していますので、ご参加お待ちしております。


お問い合わせ

メール:info@solare.jp

TEL:0120-997-510(10:00~18:00)

※日経225先物取引は価格変動リスクがあります。
※日経225先物取引は証拠金毀損のリスクが発生することがあります。
※日経225先物取引はレバレッジリスクがあります。
※文中の記述は、記述者が調査し、それを評価したことに基づく意見あるいは評論です。記述者は、誠実性をもって意見あるいは評論を行っていますが、その内容に基づく行動については、その方の責任によるものです。従って、記述者は何らの責任を負うことはありません。

<手数料等>1.一般会員A(投資助言のみ)入会金33,000円、月会費33,000円 2.一般会員B(投資助言+株式投資本講座)入会金49,500円、月会費49,500円(2年目以降 月会費38,500円) 3.プレミアム会員以外のクラブ会員 入会金0円、月会費27,500円 4.プレミアム会員 入会金0円、月会費22,000円

おすすめ記事

先物取引と同じような証拠金取引に「信用取引」があります。

信用取引の一つである「空売り」についての記事もご覧ください。

参考

【松井証券】取引時間を教えてください。 | はじめての先物取引 簡単Q&A集
「取引時間を教えてください。」をご紹介します。【松井証券】
先物・オプション|SBI証券
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井手太星
1994年熊本市生まれ。空手初段。
横浜国立大院卒・工学修士、大学院卒業時に「優秀賞」「クリエイティブ論文賞」受賞。
時価総額10兆円超規模の国内トップ起業への内定を辞退し事業継承の道へ。
数値解析を応用した独自の株価分析により投資手法を確立。
YouTubeチャンネル2つを運営し、年間100本以上の動画を作成し投稿。
講座修了生のチャンネルは登録者・再生回数とも急増中と大好評。

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