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指値注文・成行注文の違いを徹底解説!投資初心者必読の注文方法比較ガイド

株式投資

投資を始める際には、注文方法の選択が重要です。特に指値注文と成行注文は、投資初心者にとって混乱しやすい注文方法です。

本記事では、指値注文と成行注文の違いを徹底解説し、それぞれのメリットやデメリット、使いどころを解説していきます。

事前準備編としては「証券口座開設から取引まで」をご覧ください。

指値注文

指値(さしね)注文は指定した価格で約定される注文方法です。

価格を指定できるため、リスクヘッジや有利な売買を行うことが可能です。

指値注文のメリット

株価の現在価格よりも有利に買ったり売ったりすることができる可能性があります。

株式投資は安く買って高く売ることが原則です。

より有利に安く買って、より有利に高く売ることができるのがメリットです。

例えば現在価格が1000円の銘柄を買うとします。

その後株価が下がって980円になることがあります。

この時すでに-2%の損失ということになってしまいます。

そこで買う時に1000円で買うのではなく980円で指値注文を出しておけば、株価が980円にまで下がったときに約定されて買うことができます。

保有している株を売る時も同様に高い価格で指値注文をしておけばより利幅を大きく取れるようになります。

指値注文のデメリット

指値注文は確実に約定されるというわけではありません。

上記の例でいうと、980円で注文を出しておいたとしても、980円まで株価が下がってくれないと約定されず、買えないということです。

せっかくその時買いのチャンスだと判断し、注文を出しても指値価格まで株価が下がらないことには買えないのです。

その後大上昇なんてされたら悔しいですよね。

このように機会損失を被ってしまう可能性があるのが指値注文のデメリットです。

成行注文

成行(なりゆき)に任せるという言葉がありますが、まさにそのままの意味で出す注文です。

上記の指値注文は株価を指定して注文を出す方法でした。

一方、成行注文は現在価格で即注文を出すという注文方法です。

成行注文のメリット

変動の激しい株式市場や仮想通貨市場では、瞬間的な価格変動が激しいため、理想の価格で買ったり売ったりすることは困難です。

指値注文で価格を指定して注文したとしても約定されないということが多々あります。

そこで成り行き注文を出すことによって確実に注文を約定させることができます。

指値注文のデメリットであった機会損失が成行注文にはありません。

成行注文のデメリット

①価格変動による不利な約定

一つ目は市場価格の変動によって、想定よりも高い取引価格で約定される可能性があるということです。

例えば現在値が1000円の時に成行注文を出したとします。

しかしその直後1020円に上がってしまうと、1020円で買うことになります。

1000円で買うつもりが1020円と高い株価で買われることになるので2%も不利になってしまっています。

価格変動の激しい銘柄では成行注文はリスクが伴います。

したがって余裕を持った資金の入金が必要になります。

②板の薄さによる不利な約定

扱う銘柄の板が薄い状態での成行注文は不利な約定となってしまいます。

板が薄いとは、注文されている株数が少ない状態のことを言います。

例えば次の図をご覧ください。

この左表のことを「板」といいます。

この銘柄の現状は現在株価が609円ということになっています。

この時「よし、今成行注文を出せば609円で買えるから買おう!」としても609円では買えません。

612円で買うことになります。

3円不利になってしまします。

なぜかというと、売る人の中で最も安い価格で売ってくれる人は612円で注文を出しているためです。

また、612円で売られている株数が100株しかありません。

したがって、500株買いの成行注文を出した場合は100株が612円で買われ、400株が613円で買うことになります。

このように、板が薄く値幅が詰まっていない状態で成行注文を出すと不利な注文になってしまうのです。

<参考銘柄>7523 アールビバン

まとめ

投資初心者は指値注文と成行注文の違いをしっかりと理解することから始めましょう。

そして自分の投資スタイルに合った注文方法を選択することが重要です。

実戦経験を積み、中級者ともなれば状況に応じて指値注文と成行注文を使い分ける技術も重要になっていきます。

「この銘柄の今このタイミングは今後上がるだろう!」と強い確信があるのであれば成行で買うべきです。

成行注文のデメリットの通り不利な注文にはなりますが、必要経費と割り切りましょう。

さらに応用の注文として寄成注文や引成注文、不成注文、逆指値注文、2つ同時注文などもあります。

これらを使いこなせるようになるとより有利な売買を行うことができます。

まずは基本形である成行注文と指値注文をマスターすることから始めていきましょう。


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井手太星
1994年熊本市生まれ。空手初段。
横浜国立大院卒・工学修士、大学院卒業時に「優秀賞」「クリエイティブ論文賞」受賞。
時価総額10兆円超規模の国内トップ起業への内定を辞退し事業継承の道へ。
数値解析を応用した独自の株価分析により投資手法を確立。
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