メジャーSQ(特別清算指数;Special Quotation)とは
メジャーSQとは期間限定商品の販売終了日を言います。
金融商品には様々なものがあります。
その中でも少し特殊なものとして先物・オプションというものがあります。
特徴を簡単に述べれば、期間限定商品です。
期間限定といっても期限が過ぎる前には、別の新しい期間限定の先物・オプションが販売されていますので、ずっとあるようなものです。
スタバの期間限定フラペチーノみたいなものですね。(メロンフラぺの販売が終わる前にイチゴフラぺの販売が始まるみたいな感じです。)
SQ(Special Quotation)とはこの期間限定の終了日のことを言います。
日経225先物のSQ
日本の代表的な先物商品に日経225先物があります。
日経225先物各種のSQは次の通りです。
日経225先物 | 3,6,9,12月の第2金曜日 |
ミニ日経225先物 | 毎月第2金曜日 |
マイクロ日経225先物 | 毎月第2金曜日 |
ミニとマイクロ先物のSQは毎月到来し、通常の日経225先物(いわゆるラージ)のSQは3カ月おきに到来します。
毎月訪れる、3の倍数以外の月の第2金曜日のことをSQ日と言います。
一方、3の倍数月の第2金曜日のことをメジャーSQと言います。
つまり、メジャーSQとはラージ日経225先物のSQのことを言うわけです。
メジャーSQの特徴
第2金曜日とは言いつつも、現実的な取引終了日は前々日の水曜日となります。
2023年の6月9日(金)は2023年6月限の先物の最終決済期日となっています。
現実の取引においてはその前々日の2023年6月7日(水)が本質的な取引終了にとなるわけです。
このメジャーSQにおける水曜日を「魔の水曜日」なんて言われており、相場の転換を迎える傾向にあるとされています。
その要因は世界中の大口の機関投資家なんかも先物取引に参入していることにあります。
メジャーSQは個人投資家も機関投資家もみんな平等に訪れる期日ですから、大口の機関もそれまでに手仕舞う必要があるのです。
6月限の先物の取引が終了するといっても、すでに次の9月限の商品の取引が始まっています。
つまり、次の日木曜日は9月限の方に機関投資家含め多くの投資家が取引を移行します。
このように、制度上大口の機関投資家も動かざるを得ないことから、魔の水曜日は全体市場が大きく転換を迎えやすいのです。
まとめ
メジャーSQは事前に分かっている日です。
必ずチェックし、メジャーSQ前後の取引はより一層注意して行いましょう。
2023年6月5日(月)現在、日経平均株価は32000円を突破し、33000円にまで届いてしまいそうな勢いです。
2日後の6月7日(水)は今回紹介したメジャーSQが到来します。
日経平均株価が上がっているとは言っても、新興株は大して上がっていない状況にあります。
2日後に-1000円以上の暴落となるか、このまま続伸となるか、用心して市場を見ておきましょう。
安易なショートは禁物です...
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